青汁畑と青汁Y社 飲み比べ
青汁畑と青汁Y社
これまで飲みやすい青汁「青汁畑」と様々な青汁とを飲み比べる中で、青汁の飲みやすさを追求した末に辿り着く風味が抹茶、あるいは緑茶に集中していることに気づきました。
今回飲み比べた青汁Y社も、多くの青汁同様、謳い文句に「抹茶のようなマイルドな飲みやすさ」をあげています。一方の飲みやすい青汁「青汁畑」も「緑茶のようなさっぱりとした飲み口」を売りにしています。
青汁は苦くない、美味しく飲める、という口コミだけではいまいち信用しきれない人がいる以上、飲みやすい青汁「青汁畑」や青汁Y社のように例となる味を示すことはとっくの昔から業界の必修科目となっています。そして今や「抹茶のような」や「緑茶のような」といった奥ゆかしい表現を続ける必要がないレベルにまで味の再現度が高まっています。
青汁と言われなければ分からないほどであるため、青汁だと認識してもらうために各社あえて~のような、を付け続けているんじゃないかと思うくらいに。
今回はそんな青汁の域を越えた飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社を、それぞれの飲みやすさの謳い文句に注目して飲み比べてみました。
今回はそんな青汁の域を越えた飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社を、それぞれの飲みやすさの謳い文句に注目して飲み比べてみました。
飲み比べる前に
飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社の謳い文句がバッサリ別れている以上、飲み比べに入る前に粉末から比べないわけにはいきません。
まず色ですが、粉末の時点で緑茶らしい澄んだ黄緑色の飲みやすい青汁「青汁畑」に対し、すでに抹茶感満載のうっとりするような深緑の粉末の青汁Y社。香りの点でもほんのり野菜の匂いがする飲みやすい青汁「青汁畑」に、香りというより茶葉が直接鼻に入ったかのような硬質な匂いの青汁Y社と、実に対照的です。
青汁Y社の方が飲みやすい青汁「青汁畑」よりも粉末の粒が若干大きいように見えますが、舐めてみると粒の大きさを感じないほどの融解速度です。一方で、深い色合いの割に粉末時点ではそこまで味を感じず、その質素さは「粉末は舐めないで早く飲み比べてみてよ」という無言の圧力さえ感じてしまうほどです。
まるでお菓子のような甘さがある飲みやすい青汁「青汁畑」の粉末とはこれまた対照的で、抹茶の味を求めるのなら飲みやすい青汁「青汁畑」のようにもう少し甘みがあってもいいのではないかと思いましたが、飲み比べ前に味に関してああだこうだ言っても仕方がありません。青汁Y社の粉末が言う通り、粉末査定もそこそこに飲み比べに移ることにしました。
飲み比べてみました
いざ本題の飲み比べ。まずは水に溶けて淡い緑色になった飲みやすい青汁「青汁畑」から一口。「緑茶のような」の謳い文句そのまま、爽やかな口当たりのさっぱりとした美味しさがあり、後味にほんのり甘みが残ります。粉末の時の強烈な甘みはほどよく抑えられているため、全然クドくありません。
次に鮮やかな濃緑の青汁Y社を飲み比べて見ると、飲みやすい青汁「青汁畑」には申し訳ないですが、飲み口の滑らかさだけならこれまで飲んできた青汁の中で最高レベルと言わざるを得ません。粉末を混ぜた後の方が水のときよりも滑らかな水質に感じるなんて、まるで本当にたったいま立てられた抹茶のようです。「抹茶のような飲みやすさ」が忠実に再現されていて、思わず唸ってしまいました。
ただ、その反動なのか、青汁Y社は後味で残る青臭さもまた過去最大級のため、一度にゴクゴク飲む分には素晴らしいと思いますが、小分けにして飲むとしつこさを感じてしまうかなとも思いました。
また粉末の時に感じた味の物足りなさも引き継いでしまっていて、ほどよい甘みが残る飲みやすい青汁「青汁畑」と飲み比べるとより顕著に感じられます。
抹茶?それとも抹茶味?
飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社ともにコップ半分くらいまで飲み比べたところで、そういえば、そもそも抹茶ってどんな味だったっけ? と思い返す瞬間がありました。というのも、飲み比べているうちに、イメージしていた抹茶と、青汁Y社が再現している抹茶との間に違いがあることに気づいたからです。
要するに、実際の「抹茶」なのか、お菓子やペットボトル飲料などのフレーバーとしての「抹茶味」なのか、ということです。
香りと飲みやすさという抹茶の魅力を、粉末の時点から体現している青汁Y社は前者ですが、おそらく、私と同様、多くの方が「抹茶のような」と聞いてイメージするのは、チョコなどの甘いお菓子に抹茶の風味を添えている後者なのではないでしょうか。
それを念頭に置いて再度飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社を飲み比べてみると、謳い文句こそ「緑茶」の飲みやすい青汁「青汁畑」ではありますが、フレーバーとしての「抹茶味」という観点であれば、青汁Y社よりもよっぽど抹茶らしいとも感じました。
まとめ
飲みやすい青汁「青汁畑」と青汁Y社のあまりの味の再現度に、途中から青汁の飲み比べだということを忘れ、とんだ効き茶になってしまいましたが、最後に今回のテーマである味という点でまとめると青汁Y社の「抹茶のような」という評判から「抹茶味のお菓子」を期待して飲むと、ほぼ抹茶そのものであるがゆえの味の薄さに、少しばかり拍子抜けをくらってしまうかもしれません。
その点、滑らかさでこそ青汁Y社に上を行かれた飲みやすい青汁「青汁畑」ですが、甘さと緑茶の風味を併せ持っていることで、むしろ緑茶よりも飲んでいて楽しい青汁となっています。緑茶そのものを再現しているわけではない点が、逆に飲みやすい青汁「青汁畑」の味に幅を持たせる結果になっているということです。
このように、一口に緑茶、抹茶、といっても各社様々なアプローチがされているため、謳い文句だけで毎日飲み続ける青汁を決めず、やはり自分の好みに合う青汁に出会うまでゆっくりと飲み比べてみるのが一番です。
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