青汁の機能をランキングで比較する

様々な健康食品の中でも、青汁は天然由来の栄養食品として高い知名度を誇っています。しかし、いざ試してみようとすると、その商品の多さに戸惑います。それぞれの宣伝文句は様々であり、どれを選んだらよいのか分からなくなります。
そこで、発想を逆転してみようと思います。宣伝を見て選ぶのではなく、何がしたいのか、何を期待するのか、を決めてからそれに見合う商品を選ぶのです。具体的には、いくつかの商品を項目ごとにランキングしてみます。そうすれば、自分の期待に最も沿う商品が決められるはずです。
今回は「マルチサプリメント」に期待して、ランキングを作ってみました。サプリメントや栄養食品について私が憂鬱に思うのは、あれもしたい、これもしたい、と思って手を出しているうちに、いつのまにか飲む種類が増え、それが元で続けるのが億劫になることです。加えて、コストも馬鹿になりません。これは誰もが感じている不満の一つなのではないでしょうか。そこで今回は以下のコンセプトで商品を比較してみました。
【コンセプト】
1. 栄養成分の種類が豊富で、他のサプリメントを飲む必要がなくなること
2. コスパが高いこと
3. 続けるのが面倒でないこと

【比較商品】

1.
Y社
Y青汁
2.
A社
R青汁
3.
S社
K青汁
4.
M社
F青汁
5.
T社
A青汁
6.
青汁畑
これら6種類の青汁について価格や味、宣伝内容を比較して作ったランキングを以降に示します。

一杯あたりの価格ランキング

最安値 T社 A青汁 ¥110
二位 A社 R青汁 ¥115.3
三位 青汁畑 ¥126.7
四位 Y社 Y青汁 ¥128.9
五位 S社 K青汁 ¥131.7
六位 M社 F青汁 ¥146.7
これらの価格は、それぞれのホームページの値を参考に計算したものです。最小購入単位を単回購入した場合の価格に送料を合算し、内容数で割ることで算出しました。いずれの商品も、定期購入や複数個の一括購入にすることで、送料無料など割安になるものが多いのですが、今回は「味が好みでなかったときに無駄にするのが嫌」という消費者の気持ちを反映して、このような購入条件で比較してみました。いずれも一包(一杯分)の内容量は3~3.5gです。最安値と二位の商品の安さが目立ちます。
次に、栄養成分の数で比較しました。味や食感の調整のための添加物、および保存料は省きました。

栄養成分の種類のランキング

原材料である野菜の種類を増やした商品と、原材料に不足している栄養成分を追加して栄養成分を強化した商品があります。商品としての独自色を高めるための策なのだと思いますが、消費者を悩ませる原因にもなるため、宣伝スタイルの工夫が重要に思えます。マルチサプリメントとして飲める青汁を検討している私には、一位の商品の12種類という数が目を引きます。
次に、コストパフォーマンスを評価する目的で、一杯あたりの単価を栄養成分の数で割り算してみました。この数字の意味するところは、栄養成分を一種類摂取するのに必要な価格です。この価格が安いほど、費用をかけずに多くの栄養成分を摂れるということになります。

栄養成分あたりの価格のランキング

一位 >青汁畑 12種類 大麦若葉・食物繊維・明日葉末・グルコサミン・抹茶・緑茶・キシロオリゴ糖・CaMg高含有ミネラル素材・胡麻若葉末・キダチアロエ末・コエンザイムQ10・ヒアルロン酸
二位 S社 K青汁 8種類 大麦若葉末、マルチトール、フラクトオリゴ糖、ガラクトマンナン、明日葉末、抹茶、煎茶、酵素処理ルチン
三位 A社 R青汁 6種類 有機大麦若葉末・水溶性食物繊維・抹茶・オリゴ糖・乳酸菌末・サンゴカルシウム
四位 Y社 Y青汁 3種類 大麦若葉・デキストリン・はと麦エキス粉末
四位 M社 F青汁 3種類 あしたば・桑の葉・大麦若葉
四位 T社 A青汁 3種類 大麦若葉・ケール・ゴーヤ
一位 青汁畑 ¥10.6
二位 S社 K青汁 ¥16.5
三位 A社 R青汁 ¥19.2
四位 T社 A青汁 ¥36.7
五位 Y社 Y青汁 ¥43.0
六位 M社 F青汁 ¥48.9
栄養成分の種類が多いだけあって、一位の商品が抜きんでた価格となりました。仮に、大麦若葉など共通の原材料の栄養価が製品の間で同等であるとすると、同じ金額を支払っていても、摂取できる栄養成分の数に大きな差が生じていることになります。
一位の商品に含まれる栄養成分をサプリメントで補おうとすると、総額は跳ね上がりそうです。そのように考えると、マルチサプリメント的な利用として一位の商品を利用するのはコストパフォーマンスが高いと言えそうです。
ここからは、今回の目的に合う効果が得られるかどうかについてのランキングです。今回、栄養食品に期待する具体的な効果としては「メリハリのある生活」と「肌の美容」としてみました。この二つを達成できそうかどうか、栄養成分の構成を根拠に比較しました。

健康効果のランキング(メリハリのある生活を達成できるか)

メリハリのある生活とは、体にだるさがなく頭がよくはたらく状態だと考えます。もう少し具体的にすると、毎日の頭のぼんやり感が消えることだとか、はっきり判断できて集中力が続く。そして夜はすぐに眠れて、朝はパッチリ目が覚める。といった状態であることでしょう。これは言い換えると「疲れが残らない」という状態に近いと思われます。
そこで疲労回復をサポートする栄養成分を探してみました。すると、疲労回復にはビタミンB1およびビタミンB2、カルシウムと鉄分が、慢性疲労に対しては抗酸化作用のある栄養成分が有効であるということでした。
また精神的なストレスに対しては、ビタミンB群およびビタミンCの摂取が効果的であり、睡眠のサポートにはビタミンB6が働くとのことでした。これらの栄養成分をどれだけ含んでいるかを調べることで、メリハリのある生活が達成できるかどうかを比較できそうです。例えば明日葉はビタミンB群が多く含まれ、ケールは抗酸化成分が多い、ゴーヤはビタミンCが多い、という判定です。各製品には詳細な成分表がないので、大つかみな比較になりましたが結果は次の通りです。
一位 青汁畑 明日葉、コエンザイムQ10、ビタミンC
二位 T社 A青汁 ケール、ゴーヤ
三位 S社 K青汁 明日葉
三位 M社 F青汁 明日葉
三位 Y社 Y青汁 はと麦
六位 A社 R青汁
ここでも栄養成分を強化している一位の商品に軍配が上がりました。

美容効果のランキング(美肌効果)

肌の美容に良い栄養成分は、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールおよび食物繊維です。
ビタミンAは肌の成分であるコラーゲンの合成を助けます。ビタミンB群は代謝を活性化することで肌に張りを与えます。ビタミンC、Eおよびポリフェノールは抗酸化作用があり肌の老化を抑えます。食物繊維は腸内環境を整えることで、肌荒れを防ぎます。
これらのランキングと同様に、それぞれの製品に含まれる、主原料以外に該当する栄養成分の数を積み上げ比較しました。
一位 青汁畑 食物繊維、明日葉、ビタミンC、ヒアルロン酸
二位 S社 K青汁 食物繊維、明日葉
二位 A社 R青汁 食物繊維、乳酸菌
四位 T社 A青汁 明日葉
四位 M社 F青汁 明日葉
六位 Y社 Y青汁
こちらのランキングでも一位の商品が首位になりました。この商品は栄養食品としてのみならず、マルチサプリメントの機能も十分備えた健康食品のようです。
この次は、いよいよ青汁を飲むうえでの三大選択肢とも言われる
・美味しさ
・続けやすさ
・期待感
青汁を購入するうえでの三大選択肢とも言われる項目の比較を行います。青汁も含めた、いわゆる栄養補助食品によって効果を得るためには、継続して摂取し続けることが大切です。そのためには、苦労少なく、楽しさや希望を感じさせる商品を選ぶ必要があります。

美味しさのランキング

毎日続ける食事習慣と聞いて思い浮かぶのは、ヨーグルトです。なぜヨーグルトが続けられるのかを考えてみるとこんなことが考えられます

・くせがなく飽きのこない味
・食べ方や味付けを工夫できる
・その時に他の味を邪魔しない
実際、ヨーグルトはジャムやシリアルを入れて食べることもあればフルーツを和えたり、カレーや煮込み料理に入れたりもできます。この考え方のうち特に「くせがなく飽きのこない味」を中心にそれぞれの青汁を比べてみました。
一位 青汁畑 A社 R青汁
三位 Y社 Y青汁
四位 S社 K青汁 T社 A青汁
六位 M社 F青汁
いずれの商品も、味は緑茶や抹茶を意識したものになっています。これは主原料の大麦若葉に、抹茶に近い風味があることにも理由があります。
さてランキングですが、一位は二つの商品で分け合いました。いずれも味にくせがなく、臭みも全くありませんでした。同率一位としたのは、二つの味の性質が異なるためです。A社 R青汁は味自体が控えめで、牛乳やコーヒーに混ぜて飲むのに抵抗がありませんでした。青汁畑は逆に抹茶風味が効いており、むしろお茶として飲んでも良いぐらいでした。「毎朝の抹茶習慣」という考え方で飲み続けるのもアリなのではないでしょうか。
三位、四位の商品には、香りや味に若干の魚介系の臭みが感じられ、習慣とするには抵抗がありました。六位の商品は、おそらく桑の葉と思われる香りと風味が強く感じられ、人により好き嫌いが激しい印象を受けました。ただその風味自体は生臭さではなく、例えば杉やヒノキなどの針葉樹を思わせるものだったので、フレッシュな気分がしました。これ以外の商品とはかなり趣が異なる風味でしたのでこの場では六位としました。

続けやすさのランキング

続けやすさとなる要素として味はもちろんですが、その他に購入しやすさや定期購入による割引感、ドリンクの作りやすさや保存のしやすさなどの要素も考えたいと思います。
一位 青汁畑・S社 K青汁・M社 F青汁
四位 Y社 Y青汁
五位 T社 A青汁
六位 A社 R青汁
ランキング一位となった三つの製品は、いずれも最小単位が30回分で、購入数による割引と送料無料サービスがあるものです。消費者の立場としては「味見なし・効果の体感なし」という状態から購入を決断するためには、少しでもリスクを減らしたい所です。ですから販売者には、最初のハードルはなるべく低くしていただき、そして製品の魅力で、継続して購入したいと思わせて欲しいです。
四位の商品は、最小単位が31回分ではあるものの数量割引や送料サービスは無いようでした。ただ、粉末の溶け具合が非常に良いのが好印象でした。毎日の習慣とするには、かき混ぜる行為は思いのほか手間に感じるため、青汁を水へ溶かした際の溶けやすさは重要な要素であると思います。
五位と六位の商品は、最小単位が60回分ないしは90回分と多いことから「口に合わなかったら余らせてしまうかも」という躊躇が先にたちました。おそらくこのような心配を払拭するために会社によっては「返品OK」というサービスを示しています。しかし、必要を感じないものに更に労力を注ぐのは、たとえ無料であっても非常に疲れることです。ですから、残念ですが「返品OKなら試してみよう」とはとても思えません。むしろ「送料込みの500円で一週間分」といったキレの良いサービスを提供するほうが、消費者の「お試し感」がくすぐられるのではないでしょうか。
更に一点気になったのは、包装の形態です。今回比べた製品には、スティックタイプの包装と、真四角に近い形の包装がありました。二つの包装を比べると、スティックタイプのほうが袋の口がスパッと切れて、かつ袋に粉が残りにくかったです。上で述べた「溶けやすさ」もそうですが、粉末を溶かすタイプの栄養食品は、液体タイプの栄養飲料と比べて、袋を開ける、粉末を移す、水を注ぐ、混ぜる、と工程が多く、どうしても面倒くささが先に立ちます。そのため、それぞれをなるべく簡単に(配慮いらずに)完結させられるような工夫が必須であると思いました。

宣伝効果のランキング

このランキングでは「早く試してみたい」というわくわくする気持ちを抱かせるホームページ構成かどうかを比べてみました。
青汁は本来健康になるために始めるのですが、どうしてでしょうか「習慣にする」という言葉には目標やノルマ、さらには自分に厳しく。というようなどこか苦労するイメージが伴います。消費者が抱くこの気持ちは新しい習慣を始める際には明らかにマイナス要素なので、販売者側の工夫でなるべく減らして欲しいと思います。
そのためには通販に対して無意識に抱く期待感や非日常性、イベント性を、もっと掻き立てる宣伝構成にしてもよいのではないでしょうか。私個人的には「自分へのごほうびのために購入する」ぐらいに思わせてもらえるとすばらしいかなと思いました。
一位 A社 R青汁
二位 青汁畑
三位 T社 A青汁
四位 M社 F青汁
五位 Y社 Y青汁
六位 S社 K青汁
実際に比較してみると、個人の好みが強く出る結果となりました。このランキングは消費者の性別や年齢、世代で大きく変わる可能性が高く、販売者の悩みどころかと思われました。また、全体に感じた印象は、青汁自体には既に栄養豊富であるというイメージができているため、それをなぞるような製品紹介では、もはや購入意欲を掻き立てないというものでした。
一位の商品ですが、高機能を前面にしたHPとなっており「そんなにすごいのならば」と試してみたくなる内容でした。青汁はおそらく差別化しにくい栄養食品だと思うのですが、この商品は、特許やJAS認定など説得力ある戦略で特色をだすのに成功しました。
二位の商品は「他に美容製品を買わなくてもよい」というキャッチコピーが、栄養成分強化を特色とする同製品の紹介として非常に強力であり、お得感も強く感じました。また、モンドセレクション受賞というトピックもパワーがありました。モンドセレクション受賞という話自体は割と耳にするのですが、元々「まずい」というイメージの強い青汁の受賞ですから「じゃあどれだけ美味いのか」と、試したみたくなります。
三位の商品は、説明が非常に具体的であるため身近なものとしてイメージしやすく「これなら効果があるかも」と、どこか説得されて良かったと感じてしまう、後味のよい宣伝でした。
四位・五位は、今まで持っていた青汁のイメージを大きく越えるような内容ではなかったため、強い印象が残りませんでした。四位の製品については、香りの説明(爽やか・ヨモギのような)が具体的で、製品に良いイメージをもてたので、上位にしました。六位の製品は、ビジュアルがドラマチック過ぎて、むしろ冷めてしまったため、この順位としました。ブランド力や売り上げ、満足度を前面に出した宣伝も、個人的にはあまり心に響くものではありませんでした。

総合ランキング

ここまでのランキングを集計し、一位を3点、二位を2点、三位を1点、それ以下を0点とした時の合計獲得点を比較しました。
一位 青汁畑 21点
二位 A社 R青汁 11点
三位 S社 K青汁 10点
四位 T社 A青汁 6点
五位 M社 F青汁 3点
六位 Y社 Y青汁 1点
今回はマルチサプリメント機能を期待した評価であったため、青汁の栄養強化を特徴としている青汁畑が文句なしの一位となりました。
青汁畑は、お得感もあり、購入リスクも高さを感じさせず「試してみたい」という期待感も抱かせる、総合的に見ても試す価値のある製品のようです。

まとめ

今回ランキングを考えたことで「自分がどのような商品を求めているか」がはっきりしました。その一方で、様々な宣伝文句を掲げていても、なぜそれが優れていると言っているのか、根拠がよく分からない商品があることも知りました。栄養食品は、毎日摂る量は少ないですが、継続して摂取するものであるため、効果を良く考え、不安な要素が少ない商品を選びたいと思います。
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